阿波和三盆糖(あわわさんぼんとう)の栽培の起源については、江戸時代中期、阿讃山脈の南麓、引野村(ひきのむら、のち松島、上板、徳島)を通った日向(ひゅうが、宮崎)から来た遍路が、この村の修験者(山伏)、丸山徳弥(まるやまとくや)に、ここの土壌は砂糖黍(サトウキビ)がよく育つと教えたことに始まるという伝承があります。
現在では、阿波三盆塘は、日向産の砂糖(黒糖)とは違うので、阿讃山脈を越えた北麓、讃岐(さぬき、三本松、白鳥、津田、香川)の品種(竹塘)と製法(讃岐和三盆糖)が伝わってきたというのが、史実に近いと考えられています。
丸山徳弥の碑(上 丸山徳弥翁彰徳碑、下 丸山徳弥功績、糖源公園、引野、上板、徳島)
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